この記事は、チュラロンコン大学 BAScii(Chulalongkorn School of Integrated Innovation)に2026年8月入学で合格した高校3年生の聞き取りを整理したものです。国際枠(International Admission)での出願を検討している日本人学生向けに、選考プロセスの実態を公開します。
BAScii(CSII)とは
BASciiは、チュラロンコン大学のCSII(Chulalongkorn School of Integrated Innovation)が提供する学士課程プログラムです。データサイエンス、AI、アート、デザイン思考を統合した分野横断型の教育が特徴。日本国籍の学生は通常、国際枠(International Admission)で出願します。
定員と競争感
国際枠の定員は30名。2026年8月入学の年は定員に達しました。1st round(書類審査)で形式要件を満たして受理された人数は15名だったとのこと。
出願要件:SATと英語免除の考え方
SATの最低要件
- SAT English(EBRW):500以上
- SAT Math:600以上
大学の事務局からは「英語500〜520、数学600〜620が必要」と説明されたとのこと。公式の最低要件と一致します。
「SAT合計1200」は必須条件ではなく書類通過の目安
SAT合計1200は「満たさないと出せない条件」ではなく、書類通過の目安として事務局から伝えられました。足切りと断定せず、あくまで目安として捉えるべきです。
英語免除:海外校出身者は再現性が高い
合格者はニュージーランドの高校卒で、IELTSは免除になりました。免除の根拠として提出したのは卒業証明書(Diploma)と成績証明書(Transcript)。ただし免除可否は最終的に大学が判断するため、公式条件に沿って準備してください。
GPAについて
合格者のGPAは3.1/4.0。「GPAはそこまで重視されない印象」とのことですが、年度・受験者層で変動するため軽視しすぎない方がよいです。
選考プロセスの実態
First Round:書類審査
SATスコアが中心的に見られた印象。1週間以内にショートリスト通過の連絡が来ました。
Aptitude Test(配点20%)
内容は性格検査(心理テスト)。95問で、英語が読めれば回答できるタイプとのこと。過去問がオンラインで入手できるという話もありますが、URLは未確認です。
面接は2回(別日)
- 個人面接:3対1形式、約20分
- グループ面接:約30分
質問例として「タイが先進国になるには?」が出て、単なる感想ではなくビジネス観点の回答が求められた印象だそうです。
Team Dynamic / Debate
30分準備 → ディベートの形式。合格者の回は6人で、参加者はロシア、インドネシア、中国、タイなど多国籍。評価ポイントは以下の通りです。
- 発言の中身(論点の筋、具体性)
- 態度(積極性、傾聴、協調、仕切れるか)
合格通知のスピード
面接の5日後に合格通知。書類→次ステップ→評価→結果まで比較的テンポよく進みました。ただしスケジュールは年度によって変わるため、公式の出願期間を必ず基準にしてください。
出願準備チェックリスト(日本人向け)
| 項目 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| SAT | EBRW 500以上 / Math 600以上を確保 | 合計1200は目安。特にMathの優先度が高い印象 |
| 英語要件 | IELTS/TOEFL等 or 英語免除の根拠を準備 | 海外校出身なら卒業証明書+成績証明書で免除の例あり |
| 書類 | 卒業証明書 / 成績証明書 / パスポート等 | 英語表記・氏名一致に注意 |
| 性格検査 | 95問の心理テストに備える | 英語で迷わず回答できる読解力と集中力が必要 |
| 面接 | 個人面接+グループ面接を想定 | 抽象テーマをビジネス視点で語れる準備 |
| Debate | 多国籍ディスカッションに慣れる | 主張だけでなく、傾聴・協調・進行役も評価対象 |
よくある質問(FAQ)
Q. SAT合計1200は必須?
必須とは断定できません。事務局からは「書類通過の目安」として伝えられました。公式の最低要件は科目別(EBRW/Math)で示されることが多いです。
Q. Aptitude Testは何をする?
2026年入学の年は性格検査(心理テスト95問)でした。配点は20%。年度によって形式が変わる可能性があります。
Q. 面接は何分くらい?
目安として個人20分 / グループ30分。個人面接は3対1形式でした。
Q. 英語免除はどうやって取る?
海外校(英語で学んだ学校)出身の場合、卒業証明書+成績証明書の提出で免除になった例があります。最終的には大学が判断します。
注意点:公式とズレやすいポイント
- 「SAT1200=足切り」と断定しないこと
- 「1st roundで15名受理」を合格者数と混同しないこと
- 最新要件・締切・提出形式は必ずCSII公式ページで確認してください

